友、アフガンに帰る。

アフガニスタンから医療技術の学習研修で１年間、信州大学に派遣されていた
外科医、サイディ・ナキィブラさんが今月末に帰国することになりました。

サイディさんは去年６月に来日、信大での研究を始める前に、
２ヶ月間、千曲国際交流部会の支援を得て、千曲市の開眼寺で生活、
近くの病院に通いながら日本語や日本での生活を学んでいた縁で、
帰国を前にサイディさんの送別会が千曲市あんずホールで行なわれました。



勉強の合間をぬって、地元の治田小学校とも交流会を行なった
サイディさんの帰国、ということで、小学校からも記念の絵を描いた子どもたちが
やって来ました。



千曲国際交流協会ではサイディさんがアフガニスタンで使えるプリンターを
購入できるよう餞別や記念の花束を準備、サイディさんも感謝感激の様子。



「千曲市の皆さんの優しさは１年間の信大での生活の支えとなりました。
アフガニスタンに帰ったら故郷の人々に皆さんの気持ちを伝えて、日本と
アフガンの交流を深める架け橋になりたい」と最後のスピーチ。
サイディさんが千曲市で生活した２ヶ月間、住まいを提供した開眼寺の
柴田住職も「息子と離れるような気持ち」と感慨深げの様子でした。

サイディさんが千曲市を訪れるたびに取材をさせていただいたこともあり、
僕も少しさびしい気がします。「アフガンの故郷に帰ると、きっと兄さんが
花嫁になってくれる女性を探していてくれるはず。結婚式には柴田さんと
一緒にアフガニスタンに来てほしい！」とサイディさんからうれしい言葉。

まだまだ不安定な治安状態が続くアフガニスタンですが、
サイディさんの生活するパロワン県は比較的平穏な場所、ということ。
一日も早くアフガンでサイディさんと再会できる日が来ればいいと
僕も心から願っています。

コメント 1

こんにちは　Skogです
先日はありがとうございました！
あの動物たちはサンディさんと一緒にアフガニスタンへ
旅立ったのですね～　　うれしいです

しばしのお別れ寂しいですが・・・
パプアンさんが　サンディさん（と動物たち）にまた再会できること
ワタシも祈っています～

by Skog (2008-05-26 22:08)