南の島から荷物到着！

２００４年から青年海外協力隊隊員として派遣されていたパプアニューギニアの
任地ココポは同じ協力隊員、そして人文学者の大学院生たちなど比較的日本人が
多く住んでいるところでした（…って言っても１０人には足りませんでしたが）。

そしてその期間、公私に渡って大変面倒を見てくださったのが、
先に任地に派遣されていたシニア隊員の黒田さんご夫妻。
御主人の黒田さんの焼いてくださるバーベキューに、奥様の美味しい日本食…
パプアの食材で「納豆」を作ってしまう奥様の料理は同じ任地の僕らのみならず
他の島からの隊員たちも楽しみにやって来てしまうほどの人気！

着の身着のまま、干ばつで水が使えずろくに風呂にも入れないような
男ばっかり（ＰＮＧは男性隊員しか派遣されていませんでした…今は？）が
大挙して押しかけても、御夫妻はいやな顔ひとつせず、いつも僕らを明るく
受け入れてくださいました。そんなお２人にどれだけ助けられたことか。

帰国は一緒の時期でしたが、なんと御夫妻は再びパプアの地に
シニアボランティアとして渡っています。今は本島のゴロカに配属されています。
そして現在は一時帰国中、ということで御夫妻の故郷札幌から荷物が
届きました…もう、ＰＮＧ隊員ＯＢなら「感激」のものばかり！！！

まずはなんといっても国旗をあしらったキャップ。
国鳥「極楽鳥」がキーポイントです。これが無くっちゃいけません。


でもって色鮮やかな毛糸で編んだバッグが「ビルム」。これが通勤通学のバッグとして
とても重宝！なのです。これなら日本でも買い物のエコバッグとして使えそう。
本島のビルムは色とデザインが実にきれい！です。


さらにうれしいのが「パラダイス」。これは飛行機会社エアニューギニーの機内誌。
表紙はわがイーストニューブリテン州のシンボル、タブルブル火山。
ちなみにまだ噴火中です。ということで表紙もしっかり噴煙を上げる写真ですね。


中を開くと、これまたイーストニューブリテン州のビッグイベント、
マスクフェスティバルの記事が！！こころなしか精霊トゥブアンのデザインが
国旗色！のような新しいデザインになっている気が！


最後にこれが何よりうれしい、僕らＰＮＧの隊員の「ご飯」といえば、
パプアニューギニア産の最高にうまいコーヒーと「レイビスケット」。
この塩味がたっぷりと効いた味わいが妙に癖になります、これで何度と無く
飢えを救ってもらいました。


黒田さん御夫妻は１０月中旬に再びＰＮＧに戻られるとのこと。あと任期は１年位かな、
その間にもう一度、パプアニューギニアに行けるとうれしいんだけどなあ。
ゴロカ、って僕は運悪く行けなかったんですよね、派遣中は。
ニューブリテン島のみんなにも会いに行きたいしなあ…あーあ、あの頃は島から早く
日本に戻りたい、っと思っていた時期もあったんだけど、不思議だなあ。
たまには帰りたくなりますね。まずは黒田さんをお見送りに行こうと思ってます。
そのまま一緒に飛行機に乗ってしまうかも…そしたら、ごめんなさい。しばらく休みます。

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