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高山蝶を探して標高2000m [ASAMAネイチャー通信]

浅間山麓国際自然学校の「浅間山こども自然教室」にまたまた同行取材、
今回は池の平湿原に生息するミヤマモンキチョウの観察に出かけました。
池の平湿原は標高2000mの湿原、うだるような暑さが続く下界とは異なり、
すこぶる快適、快適。

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湿原の歩道には時おり霧がかかり幻想的な雰囲気。この日は休日とあって
多くの観光客、トレッキング客の皆さんがいらしていました。

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皆さんの目当ては美しく咲くアヤメの群落。そして時おりこうして昆虫たちも
出迎えてくれます。これはカミキリムシ。湿原にはもうトンボも飛んでました。

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そして次々とチョウが舞い近づいてきます…携帯のカメラでその姿を捉えるのは
実に無茶な話なのですが…タテハたちが続々と姿を見せます。

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観察の「お目当て」はミヤマモンキチョウ。この地域に群生するクロマメノキが
幼虫の食草ということで、北アルプスとここ浅間山麓の限られた地域に生息する
県の天然記念物!という貴重なチョウ。ちょうどこの時期はオスが成虫となり、
これから徐々にさなぎからかえるメスの姿を求めてひらひらと黄緑色の羽を
羽ばたかせています。ちなみにメスの羽は淡白色と特徴的、すぐ僕らも観察できます。

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オスの姿を発見、なんとか撮影…したつもりなのですが。すみません、次回は
ちゃんとデジカメで取材に行きます!!

思い起こせば、小諸で生まれた僕は、引っ越した後も小諸に残る祖父母のもとへ
夏休みといえばもう初日から最終日までずっと「ホームステイ」=預けられていました。
現在の郷土博物館のある小諸市古城から懐古園、さらには千曲川までと毎日
朝から晩まで補注網を片手にチョウやカブトムシ、トンボを探して昆虫採集三昧の
時間を過ごしていました。夏休みの自由研究で「昆虫標本」を提出した年もあったっけ。

信州の豊かな自然の中で、昆虫たちが僕に教えてくれたもの、
それは今でも自然への愛情と尊敬として大人となった僕の魂の中に
脈々と息づいています。昆虫たちの逞しさと命のはかなさが紡ぐ
生命のタペストリーは実に美しく繊細です。浅間山麓国際自然学校の活動を紹介する
「ASAMAネイチャー通信」 日曜午前10:30~生放送 では、そんな信州の
自然を守り続ける皆さんの姿を、そして自然を学ぶ人々の感動を、こうして
現地現場での取材音声をたっぷりと交えながら発信しています。

ぜひ皆さんの周りの昆虫の様子、草花の様子、自然の姿をメッセージで
教えてください、メール、お便りお待ちしています。浅間山麓の自然を、
軽井沢の自然の姿をラジオをお聴きの皆さんも一緒に発信してください!!


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