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嵐の軽井沢 [ニュース]

ここのところ連日、軽井沢は午後になると夕立がやってきます。
しかも雷と強い風を伴った「半端でない」強い雨が降ります。

今日は午後1時ごろから既に雷が鳴り始め、不穏な雲が東からやって来ました。
そして午後4時過ぎには遂にあたりはもう夜が訪れたかのように暗くなり、
どしゃぶりとなりました。スタジオのある軽井沢駅前はこんな感じ。

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驚いた観光客の皆さんは続々と駅に「避難」。
会社入り口の階段にも自由通路にも、思わぬ雨に濡れてしまった衣服や
ショッピングバッグの雨をぬぐう人、人、人。

降り始めから1時間もすると、ついに駅前ロータリーに溜まった雨水
かかとくらいの水かさに。写真ではちょっと分かりにくいかもしれませんが、
ちょっとした「小川」のような感じになってしまいました。

080727_1646~0002.jpg

ニュースでもお伝えしたとおり、しなの鉄道が運休したり、町内の道路信号が
停電で消えてしまったりと、昨年の台風9号のあの被害を思い出すかのような
そんな大変な夜になりました。思わぬ停電でまたまた困ってしまった方も多いはず。

僕が住んでいた南国パプアニューギニアの雨もそれはそれはすさまじいものが
ありました。人生40年、生まれてこのかた、あんなに激しく大量に降る雨を僕は
体験したことはありませんでした。小さなトタン屋根の我が家にはすさまじい雨音が
響き渡り、家の前の道路は丘を下る雨水で滝のようになり、「光った!」と感じたとともに
まるで爆発がおきたかのような地響きと強烈な音響で雷が落ち続けます。

こうなると停電はあたりまえ(もっともこんな時に電化製品を使っていると、すぐ
過電流でもう使えなくなります)なので、雷が聴こえ始めると、さっそく電化製品の
電源を全て抜いてしまったものです。雨漏りがする場所、雨が吹き込む壁の穴に
バケツなどをセットして、あとはもうひたすらスコールが去るのを待つしかありません。

あ、あと雨が降るとそんな感じで物音が聞こえにくいし、外にも出にくいという
こともあり、結構「盗賊」がやってきます。僕が最初に家のフェンスを着られ、
洗濯機を盗まれたのも嵐の夜。その後も玄関や窓の鍵を壊され、あわや賊が侵入!
なんて騒ぎがあったのもやっぱり大雨の夜でした。

仕事に行きたくても外へなど到底出ることも出来ず、もっとも放送局も停電で
電波が止まり、スタッフも土砂崩れや冠水で道が使えず(という「言い訳」でもある)
ほとんど出社しないので…。

嵐が去った後も、電線が切れる、道が冠水する、土砂崩れになる、断水するなんて
当たり前のこと。電気も無いまま、ただ水だけはしっかりウォータータンクに新鮮な!
雨水が溜まりますから大丈夫。仕事にも買出しにも町へ出かけることもままならず、
冷蔵庫のものをできるだけ腐りやすいものからさっさと食べ、それが終われば
庭木のマンゴーとパパイヤで食べつなぎ、インフラの回復を待つ日々でした。
ああー、懐かしい。協力隊赴任当初はスコールが来るたびに「びびっていた」僕も
すっかりそんなパプアの嵐に馴れてしまったのでした。

なんてことを考えれば、日本の嵐なんて…と思ってもいたのですが、去年の
台風9号での軽井沢の被害、そして今日も停電が町内で6時間にわたって
続いてたことを考えると、災害への備えは実に重要!と感じます。
これからが台風シーズン、準備はどうぞ怠りなく。我々もしっかり準備しなくちゃ

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