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軽井沢の小鳥たちの歌~軽井沢八月祭×ピッキオ [音楽]

軽井沢町の野鳥の森を歩いた偉大な作曲家オリヴィエ・メシアン
鳥を愛し、音楽を愛した彼は1962年に軽井沢を訪れ、森を散策し、実に26種類の
小鳥たちのさえずりを聴き取り採譜。「軽井沢の鳥たち」という作品を残しています。

軽井沢の夏を彩る音楽祭、「軽井沢八月祭」。今年の音楽祭の一つの柱が
このオリヴィエ・メシアンを巡る様々なプログラム。その一つとして、なんと
メシアンさながら軽井沢の野鳥の森を歩き、鳥の声を聴いて、参加者自らが採譜。
作曲家・編曲家の野平多美さんがその場でその楽譜を演奏してくださるという
ユニークなネイチャーツアーが、NPO法人ピッキオとの交流とのもと開催されました。

題して「メシアンが歩いた野鳥の森、聴こえる森の声」…素敵なネーミング!

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第1回目のツアー開催日となった7月28日はあいにく雷雨の朝。
とはいえ、やはりメシアンの歩いた森に出かけて、小鳥の声を聞かなくては!
ということでピッキオの金田さん、齋藤さんと一緒に東邦大山荘前の広場へ。

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雨と雷の中、なかなか鳥たちの声を聴き取るのは…大変でしたが、
小鳥たちは元気。ツアー参加者の皆さんも僕も傘を外して耳をそば立てました。

続いて会場をピッキオビジターセンターに移して、森で録音したクロツグミ
鳴き声を聴いて、それを配られた五線譜に採譜、音符を書き込んでいただきました。

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皆さんがどんな風にクロツグミの声を聴き、それをどう表現するのか…でも、でも
僕のように「楽譜が苦手!」という方もいらっしゃるはず。

そんなあなたもご心配なく。楽譜に「曲線」を描くだけでも野平さんがピアニカを使って
編曲、「作品」に仕上げてくださいました。皆さん、それぞれが感じた鳥の声が
様々な鳥たちの表情を「音楽」で伝えてくれます…そんな皆さんの様子が楽しい!

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ツアーの「締め」は川上一道さんのクラリネット演奏も!森の緑を背景に、
ビジターセンターでの生演奏は、まさに「小鳥と音楽家のコラボレーション」。

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クラシックに造詣の深い方も、あるいはこれから音楽を聴いていこうという
小学生以上の子どもでも参加できるこのネイチャーツアー。
これこそ実に軽井沢らしい企画!ですね。8月19日、22日午前8:00~にも
このツアーが予定されています、夏休みの軽井沢で小鳥観察と音楽鑑賞を
一緒に楽しんでいただける楽しい企画です、ぜひご参加ください。
詳しくはピッキオ 0267-45-7777 です。

僕も毎日の軽井沢生活の中で何気なく耳にしていた鳥たちの声が
「音楽」のように感じられる今日この頃(これ、ほんとに)です。





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