SSブログ

軽井沢の森で「椅子と語らう」 [ニュース]

軽井沢町追分に去年開設されたフォトギャラリー「ZIGZAG ジグザグ」
森の中に佇む素敵なギャラリーを建てたのが、日本の広告写真の第一人者、 遠山孝之さん。東京に生まれた遠山さんは信州の山を巡るのがお好きだった縁で、
軽井沢にやって来ました。

この8月1日から始まった遠山さんの写真展「椅子と語らうは、
遠山さんが撮影旅行に出掛けたアメリカ、ヨーロッパや南太平洋諸国で出会った
「椅子」たちがレンズに捉えられています。写真集「CHAIRS」はこちら。

56850087.jpg


椅子

椅子

  • 作者: 遠山 孝之
  • 出版社/メーカー: 美術出版社
  • 発売日: 1988/06
  • メディア: ハードカバー



ギリシャの漁村、港町に面したカフェの「椅子」に腰をおろして語らう年老いた船員たち。
かつて貨物船に乗って世界中を航海したという男性は日本語で遠山さんに神戸で出会った
美しい日本女性との恋の物語を語ってくれたそう。

パリのカフェの片隅で何脚も重ねて積まれた「椅子」は、一日の「活躍」を終えて
明日の「出勤」に備えて眠りについているように見えます。

ハイドパークのベンチは一つ一つが異なるデザイン!どれも重厚で歴史を感じさせます。
このベンチでこれまでどんな人々が休み、愛を語らい、時間を過ごしていたのか。
「椅子」に座っていた人たちのお喋りが聞こえてきそうです。

日常の暮らしの中で当たり前のように存在する「椅子」をこうしてクローズアップする
写真展は、視点の新鮮さに感動すると同時に、その「椅子」を取り巻く空間を流れる
風を感じ、照りつける太陽の陽を感じ、さらに「椅子」を使う人々の姿を、生活をも
イメージさせます。そのイメージングの時間をのんびりと過ごし、遠山さんや奥様と
写真撮影の思い出を語らうひと時が実に居心地が良いんです。「ZIGZAG」そのものが
まるでふんわりと柔らかく快適な「椅子」のような感じ。

忙しい毎日の中でちょっと「椅子」に腰をおろして休みたくなるような時、
あるいは大切な誰かと一緒に出掛けるととても優しい気持ちになれる写真展、
「椅子と語らう」は来月23日まで開催中。水、木曜はお休みです。
ギャラリーは追分からカーリングホールみよたへ向かう途中の森の中。
詳しくは 080-5087-6619 まで。

遠山さんご夫婦のお話もとてもとても楽しいのです、都会の喧噪を離れて、
ゆっくりと遠山さんと写真談義、旅行談義はいかがですか?

ちなみに遠山さんのこれまでの作品もとてもとても素敵です。
クリスマスの窓やドアの飾り付けをテーマにしたものなどなど素晴らしいものばかり。


クリスマス・リース

クリスマス・リース

  • 作者: 遠山 孝之
  • 出版社/メーカー: 美術出版社
  • 発売日: 1988/11
  • メディア: ハードカバー




ノエル―聖夜を飾る

ノエル―聖夜を飾る

  • 作者: 遠山 孝之
  • 出版社/メーカー: 美術出版社
  • 発売日: 1991/11
  • メディア: ペーパーバック




DOORS

DOORS

  • 作者: 遠山 孝之
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1995/11
  • メディア: 大型本



僕はこの「ドア」もかなりお気に入りです。家の持ち主の「顔」が見えて来るよう、
そして挨拶の「声」が聞こえて来るよう。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:アート

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。