「モーニング・キャンバス」２／１１（水）＆建国記念日 [モーニング・キャンバス]
祝日、お休みですよね、世の中は。今日もしっかり働きます、小森＠軽井沢です。
今日の番組は…
７：３５～「MORNING EXPRESS」…ＪＩＣＡ長野県デスクの小林論子さん。
今日は「建国記念日」ということで、小林さんが住んでいたアフリカ・ガーナの
「独立記念日」について。ガーナの独立記念日は1957年3月6日。
イギリスから独立を果たしました。独立を記念するメモリアルスタジアムで
炎天下、軍や学生の行進や演奏が披露されるなど、大勢の皆さんが
つめかける式典だそうです。
私の住んでいたパプアニューギニアの独立記念日は1975年9月16日。
くしくも私の誕生日も9月16日。協力隊員として派遣が決まったとき、
何か運命のようなものを感じました。そんなパプアニューギニアから「独立」を
目指して、内戦を戦った島がブーゲンビル州です。すぐ東がソロモン諸島、
というこの島の独立戦争は実に１９８８年に勃発、２００５年までの内戦で
小さな島で2万人もの人々が命を失いました。この内戦はオーストラリアと
ニュージーランドの仲介で集結、私がパプアニューギニアに住んでいた
２００５年６月に「ブーゲンビル自治州」として自治政府が樹立しました。
将来的な独立を目指したこの自治政府樹立の式典に私は取材に赴きました。
私の暮らしていたニューブリテン島から小さなプロペラ機でおよそ2時間。
式典が行われるグラウンドの入口にはこのような大きな横断幕が！
手描きのイラスト、左がソマレ・パプアニューギニア大統領、右がカブイ・
ブーゲンビル自治州政府大統領になります。
会場には朝から続々と住民が集まります。周辺の島々から船でやって来た
住民およそ3万人が炎天下、式典に集まりました。中には式典の前から
感動と興奮で涙を浮かべているような人もいました。
式典では両政府大統領が登壇、ブーゲンビル州自治政府軍のパレードや
高校生のマスゲームを見守ります。
歌に合わせてメインの島、ブカ周辺の高校生たちが歌い踊ります。
ちなみにこの青い国旗がブーゲンビル州政府の「国旗」になります。
歌に続いてカブイ大統領が自治政府の樹立及び大統領への就任を、
パプアニューギニアの最高裁判所立会いの下、署名を行います。
英連邦の流れを受けて、裁判所長官も「かつら」を着用します。
カブイ大統領は胸元にブーゲンビルの地元の飾りを胸から下げ誇らしげ。
続いて自治政府議会の議員たちも就任の署名を次々に。初の女性議員は、
こうして民族衣装に身を包んで、署名しました。
地元の女子高校生が一人、この日のために選ばれて賛美歌を独唱。
「♪神が私たちを導いてくれる」と歌う、素晴らしい歌は伴奏もなくアカペラで。
大統領も議員も、そして集まった住民も、ようやく手に入れた「自治」と、
これまでの内戦で命を失った家族や友人に思いを馳せて涙を流す姿も。
僕もこれまで放送の仕事をしてきた中で様々な音楽と出会いましたが、
これほどまでに感動的な歌に出会った瞬間はありませんでした。
式典の模様はパプアニューギニア国営放送ＮＢＣの支局、ラジオ・ブーゲンビルが
中継。オーストラリアもニュージーランドも取材陣が入っていましたが、日本人記者は
…一人も居ませんでした。「日本から取材に来てくれたのか！私たちの新しい
国のことをどんどん伝えてくれ」とカブイ大統領にもインタビューさせてもらいました。
日本という国に生まれながら、当然のことながら、この国が生まれた瞬間を知らずに、
そして歴史について受験程度の理解しかないままの僕が、こうして一つの国がこの
地球に新しく生まれる瞬間を、その国の人々と分かち合うことができたこと。
僕のラジオマンとしての人生に輝きを与えてくれた瞬間でもあります。
カブイ大統領はまだ５４歳という若さで去年この世を去りました。自らも独立運動の
闘士として銃を執ったカブイの思いがブーゲンビルの未来を幸せに導いてくれるよう
僕は祈っています。そしていつか必ずブーゲンビルへと足を運びたいと思っています。
８：１５～「SHOT FOR TOMORROW カーリング・インフォメーション」
日本チャンピオン3連覇、世界選手権への出場を目指して我らがＳＣ軽井沢クラブの 両角友佑選手、山口剛史選手の独占インタビューをオンエア。
ＳＣ軽井沢クラブ、軽井沢ディオス＝「長野県ＣＡ」、軽井沢ギャロップ＝「軽井沢」、
3チームが現在、日本選手権で奮闘中。最新情報はこちら大会ＨＰから、
http://www.ishida-sports.co.jp/aca/th26jwcc/index.htm へアクセスを！
今日の番組は…
７：３５～「MORNING EXPRESS」…ＪＩＣＡ長野県デスクの小林論子さん。
今日は「建国記念日」ということで、小林さんが住んでいたアフリカ・ガーナの
「独立記念日」について。ガーナの独立記念日は1957年3月6日。
イギリスから独立を果たしました。独立を記念するメモリアルスタジアムで
炎天下、軍や学生の行進や演奏が披露されるなど、大勢の皆さんが
つめかける式典だそうです。
私の住んでいたパプアニューギニアの独立記念日は1975年9月16日。
くしくも私の誕生日も9月16日。協力隊員として派遣が決まったとき、
何か運命のようなものを感じました。そんなパプアニューギニアから「独立」を
目指して、内戦を戦った島がブーゲンビル州です。すぐ東がソロモン諸島、
というこの島の独立戦争は実に１９８８年に勃発、２００５年までの内戦で
小さな島で2万人もの人々が命を失いました。この内戦はオーストラリアと
ニュージーランドの仲介で集結、私がパプアニューギニアに住んでいた
２００５年６月に「ブーゲンビル自治州」として自治政府が樹立しました。
将来的な独立を目指したこの自治政府樹立の式典に私は取材に赴きました。
私の暮らしていたニューブリテン島から小さなプロペラ機でおよそ2時間。
式典が行われるグラウンドの入口にはこのような大きな横断幕が！
手描きのイラスト、左がソマレ・パプアニューギニア大統領、右がカブイ・
ブーゲンビル自治州政府大統領になります。
会場には朝から続々と住民が集まります。周辺の島々から船でやって来た
住民およそ3万人が炎天下、式典に集まりました。中には式典の前から
感動と興奮で涙を浮かべているような人もいました。
式典では両政府大統領が登壇、ブーゲンビル州自治政府軍のパレードや
高校生のマスゲームを見守ります。
歌に合わせてメインの島、ブカ周辺の高校生たちが歌い踊ります。
ちなみにこの青い国旗がブーゲンビル州政府の「国旗」になります。
歌に続いてカブイ大統領が自治政府の樹立及び大統領への就任を、
パプアニューギニアの最高裁判所立会いの下、署名を行います。
英連邦の流れを受けて、裁判所長官も「かつら」を着用します。
カブイ大統領は胸元にブーゲンビルの地元の飾りを胸から下げ誇らしげ。
続いて自治政府議会の議員たちも就任の署名を次々に。初の女性議員は、
こうして民族衣装に身を包んで、署名しました。
地元の女子高校生が一人、この日のために選ばれて賛美歌を独唱。
「♪神が私たちを導いてくれる」と歌う、素晴らしい歌は伴奏もなくアカペラで。
大統領も議員も、そして集まった住民も、ようやく手に入れた「自治」と、
これまでの内戦で命を失った家族や友人に思いを馳せて涙を流す姿も。
僕もこれまで放送の仕事をしてきた中で様々な音楽と出会いましたが、
これほどまでに感動的な歌に出会った瞬間はありませんでした。
式典の模様はパプアニューギニア国営放送ＮＢＣの支局、ラジオ・ブーゲンビルが
中継。オーストラリアもニュージーランドも取材陣が入っていましたが、日本人記者は
…一人も居ませんでした。「日本から取材に来てくれたのか！私たちの新しい
国のことをどんどん伝えてくれ」とカブイ大統領にもインタビューさせてもらいました。
日本という国に生まれながら、当然のことながら、この国が生まれた瞬間を知らずに、
そして歴史について受験程度の理解しかないままの僕が、こうして一つの国がこの
地球に新しく生まれる瞬間を、その国の人々と分かち合うことができたこと。
僕のラジオマンとしての人生に輝きを与えてくれた瞬間でもあります。
カブイ大統領はまだ５４歳という若さで去年この世を去りました。自らも独立運動の
闘士として銃を執ったカブイの思いがブーゲンビルの未来を幸せに導いてくれるよう
僕は祈っています。そしていつか必ずブーゲンビルへと足を運びたいと思っています。
８：１５～「SHOT FOR TOMORROW カーリング・インフォメーション」
日本チャンピオン3連覇、世界選手権への出場を目指して我らがＳＣ軽井沢クラブの 両角友佑選手、山口剛史選手の独占インタビューをオンエア。
ＳＣ軽井沢クラブ、軽井沢ディオス＝「長野県ＣＡ」、軽井沢ギャロップ＝「軽井沢」、
3チームが現在、日本選手権で奮闘中。最新情報はこちら大会ＨＰから、
http://www.ishida-sports.co.jp/aca/th26jwcc/index.htm へアクセスを！
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