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小諸の森を歩く~小諸×東京駅周辺 コラボレーション事業 [ASAMAネイチャー通信]

東京・丸の内のビジネスマンらが小諸市内の森林整備に取り組む「東京・丸の内
地球環境の森」が来年からの本格的な始動を前に、東京駅前の企業でつくる
防災組織のメンバーによる森の視察が今日午前行なわれました。
この森の調査に同行させていただきました。

このプロジェクトは、「浅間山麓地域と東京駅周辺地域のコラボレーション」事業の一環で、
先月、NPO法人「浅間山麓国際自然学校」と小諸市、「東京駅周辺防災隣組」や
大学などが加わる事業実行委員会が森の指定や整備に係る協定を結びました。
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昨日は指定を受けた小諸市天池の市有林1・97ヘクタールに「東京防災組織隣組」の
メンバー5人と浅間山麓国際自然学校のメンバーが視察に訪れ、標高およそ
950メートルで、樹齢およそ10年から50年のカラマツやヒノキなどが育つ
森の中を実際に歩きながら、木々の植生や今後の整備方針などについて話し合いました。
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森の中からは時折キジの鳴く声が聞こえます。本格的な雪の季節を待つ木々の
鼓動が聞こえてきそうな穏やかな空間の中で、さわやかな時間が流れていきます。
ぜひ東京からいらっしゃる皆さんにもこの至福の時間を大いに味わっていただきたいなと。

視察の後、皆さんは小諸市滋野の糠地公民館で行われていた「新そば祭り」の
会場にもお出掛けになっていました。糠地地区もそば作りや炭焼きなど豊かな
自然の恵みがあふれています。この地区についても東京の皆さんとの新たな
コラボレーションを行いたい、ということでおそばの後は、さっそく地区の役員さんと
討論会も行なわれたそうです。

小諸のこの素晴らしい自然環境がこれからどんな風に東京の皆さんに楽しんで
いただけるか、どんな風に紹介されていくのか、小諸生まれの私としてはとても楽しみ。



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高峰高原は冬本番~アサマ2000パーク [ASAMAネイチャー通信]

長野県内でもいち早くナチュラルスノーを楽しむことが出来るスキー場といえば
高峰高原のアサマ2000パーク。今シーズンはアドバイザーとしてあの!あの!
あの木村公宣さんが登場していることでも話題沸騰。加えてスノーボードについても
カリスマボーダー岸正美さんのスクールが3シーズン目を迎えました。

ということで先日、取材にお邪魔しました。私がお邪魔した時にはまだ6本ある
コースのうちの1本、ステージ2のみの営業でしたが、平日にもかかわらず
300人を越える皆さんがいらしていました。
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積雪は40センチでしたが、取材中もどんどんと雪が降り積もり始め、
「降り立てのパウダースノー」を満喫できる、最高のコンディションとなりました。
今日日曜日からはお子さん、初心者の皆さんにはぴったりのコース、
ステージ1も営業を始めたそうです。ぜひ御家族でお出掛けください!!
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スキー場の入口のトーテムポールもこんな感じで雪に埋もれ始めてます…。
でもってホテルの屋根からはこんな感じで、つららが!!写真からもお分かりの通り
高峰高原はもう「冬本番」に突入しています!!

浅間山麓国際自然学校ではこの高峰山などへのスノーシューを使っての
トレッキングなど「アウトドア」体験メニューも用意していますから、
1日目はスキーやボード、高峰に宿泊をして2日目はスノーシューなんてプランも楽しそう。
クリスマスにはイベントも企画中!ということですので、お楽しみに。

木村公宣さん、岸正美さんのスクール情報やイベントの予定については、
アサマ2000パークのHP http://www.asama2000.com/ をご覧下さい!!

私も今シーズンは岸さんの指導のもと、ボードに初挑戦!?
はたまた長野オリンピック以来の感動の再会!木村さんの指導を受けて
ひっさしぶりのスキーに…!? うーん、今のうちからしっかり準備運動しなくちゃ。
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浅間山噴火の史跡を訪ねる勉強会開催 [ASAMAネイチャー通信]

浅間山麓の自然の魅力を語るインタープリター、自然保全活動などに参加する
ボランティアの育成を目指して開講された「浅間山麓ネイチャーマスターカレッジ」。
動物、植物など4コースに分かれて行われた各3~4回の授業の締めくくりとして
「歴史文化」コースの最後の授業は、バスで天明3年の浅間大噴火の史跡を、
浅間縄文ミュージアムの堤隆さんの案内で巡る学習会でした。

まずは噴煙を上げる雄大な浅間山を眺めつつ、火山博物館の遊歩道へ。
「無料」で溶岩史跡を散策できるこのコース、植物も観察できるお薦めの場所です。
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火山博物館には当時の噴火を克明に記録した古文書、さらには火山の仕組みを
分かりやすく解説してくれるマスコットも出現。お子さんも楽しめます。
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浅間山麓のみならず世界の昆虫を解説するスペースも発見。
な、なんと「コモリグモ」なるクモが存在することを知りました!
妙な親近感を覚えつつ、さらに横にはパプアニューギニア生活ですっかり
おなじみのチョウの標本も!懐かしい!!
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バスは嬬恋村の鎌原観音堂へ。天明3年の大噴火による火砕流、土石流で
壊滅的な被害を受けたこの村の住民のうち、93人がこの高台にあった
観音堂へと駆け上り、生存することが出来たという噴火の史跡の中でも
とりわけ有名な場所です。紅葉がちょうどピークを迎えていました。
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観音堂入口には災害で命を失った人々の戒名を刻んだ石碑があります。
戒名一つ一つを見ると「流」など、災害を表す文字が含まれていることに気が付きます。
また生存者の子孫という地元の皆さんが「奉仕会」として毎日交代で詰めていて、
お茶に、とびっきり美味しいキャベツのお漬物をふるまってくださいます。
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隣の資料館も見学、観音堂の発掘で発見された女性2人の白骨が
復元されて展示されています。顔の表情を見ると、少し「似ている」ことから
年老いた母を背負って災害から逃れようとしていた娘さんではないか、と推察されます。
観音堂の階段を上りきるまであとわずか、というところで息絶えたと思われます。
さらに近くで発見された馬の骨も展示されています。当時の日本馬は、
今の牧場などで見かける西洋馬とは異なり、体が小さくがっちりとした作りだったことが
わかります。このように噴火の歴史、嬬恋村の歴史が貴重な資料と共に展示されています。
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故郷、浅間山麓のことを十分学んでいたつもりでも、まだまだ分からないこと、
知らないことは数多く、こうした新たな知識を貪欲に吸収されようという地元の皆さんが
数多くこの「ネイチャーマスターカレッジ」に参加されていらっしゃいました。
なかには4コース、全ての授業を受講された「グランドスラム」を達成した、
小諸市の女性会社員の方も!いらっしゃいました…頭が下がります、リスペクト。

学びの場は決して学校だけでなく、地域にあるのだということを勉強できた
貴重な取材でした、これからもどんどん僕も外へ外へと飛び出していきたいと思います。

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高峰高原 紅葉見ごろです。 [ASAMAネイチャー通信]

小諸市のチェリーパークラインを通って高峰高原の浅間山麓国際自然学校へ取材に行きました。
途中、随分と紅葉が進んでいてびっくり。6合目付近からは見上げるとカラマツが見事に
黄橙色に色をつけていました。
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パークラインはカラマツの「回廊」。朝の日差しを受けてカラマツが黄金色に輝きます。
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道路脇にはこうしてカラマツの葉が降り積もります。昨夜降った雨で葉が道路に
張り付いて足元も「黄金色」。道路はカラマツの黄金色が頭上にも足元にも溢れ、
まるで「黄金色のトンネル」のような様子。
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柔らかな風が吹くと、カラマツの葉が雪のようにはらはらと降り注ぎます。
空の澄み渡った青と、鮮やかなカラマツの葉のコントラストも見事です。
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浅間山麓国際自然学校のある標高2000m付近ではもう随分と木々の葉も落ち、
ちょっと見るともう「初冬」の雰囲気でした。初雪も先日ちらついたそうです。
晩秋の高峰散策、そして冬も様々なネイチャープログラムを企画している
浅間山麓国際自然学校と、高峰はこれからも楽しみがいっぱい。ぜひお出掛けください。

最新情報は毎週日曜午前10:30~「ASAMAネイチャー通信」でOA中、
ぜひチェックして自然の醍醐味をお楽しみください!
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黒斑山を歩く~火山マップ作成目指し浅間山麓で学習会 [ASAMAネイチャー通信]

火山による特徴的な自然体系を浅間山麓で活動するインタープリターや観光業者の
皆さんが利用できる「火山マップ」を作成するための学習会が今日開催されました。

標高約2,000mの高峰高原から午前8時半に出発。
ひんやりと初秋の風は実にさわやか、周辺のヤマザクラの葉は少し紅葉も。
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案内は日本大学文理学部自然科学研究所の上野龍之研究員でした。
上野さんはこの「火山マップ」の執筆、監修を担当されます。
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ホワイトボードに手描きのイラストをすらすらと書きながら、楽しいお話に
研究会は笑いがいっぱい。楽しい雰囲気でスタートです。

登山道には様々な形状の溶岩や噴石が。火口底の深部から、それとも
浅い位置から噴出するかによって色も形も異なります。上野さんがいろいろ
解説してくださいます。
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途中には板のような溶岩が。溶岩の表面と内部の温度が異なり、
板のように溶岩が固まり、板状の岩となります。
つい山へ登るとしてしまいたくなるのが、この岩を「積んでいく」こと。
しかしこの岩が地面にあることで、雨や風による山の崩壊を防ぐことになります。
記念に何か残したい、と思う気持ちも分からないではないですが、
「やめましょう」。山の環境はそのままにしておきましょう。
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登山道から眺める山の風景は雲の流れと共に様々な表情を見せてくれます。
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途中にはシェルターも。活火山浅間山の近くに自分たちが来ていることを意識する瞬間。
浅間山も雲間からちらちらと姿を覗かせます。雄大な景色をいまひとつ楽しめず、ちと残念。
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トーミの頭でお昼ご飯。山の風はさわやか度100%。
マフィンのパッケージも2,300mの気圧でパンパンに膨らみます。
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ちょっとこわーいトリカブトを横目に下山。次回は高峰山にも登ってみたいな、
すっかり浅間山麓の登山のとりこになりました。
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ちなみに私の趣味の一つは「トレッキング」でした。今、思い出しました。
秋の紅葉シーズンも間もなく、この秋は浅間山麓で楽しみます!
あ、でも「休み」がとれれば…の話ですが(涙、涙)。


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35km完歩その後~ ASAMAスタークロスウォーク [ASAMAネイチャー通信]

先月23日夜から8時間余りをかけて小諸市から群馬県嬬恋村まで 約35kmを「歩く」、 「ASAMAスタークロスウォーク」、マイクを片手に参加した私も無事に完歩することができたと
このブログでも、放送でもお伝えしました。

完歩したその日1日は筋肉痛と疲労でなかなか動くのも大変でしたが、
翌日からは思いのほか回復も早く、且つウェスト周りも数センチ縮まったようで、
ベルトの穴もまた一つ長く使えるような、なかなか快調な毎日。

昨日は現在開講中の「ネイチャーマスターカレッジ」の取材で再び
高峰高原のビジターセンターへ出かけました。
講師の東京大学名誉教授の荒牧先生といろんなお話をさせていただきました…
実は僕が青年海外協力隊として2年間を過ごしたパプアニューギニアのラバウルにも
先生は3度ほど調査に訪れていらっしゃったということで、すっかり思い出話が
盛り上がり…アサマ2000の市村支配人も一緒にあれこれと話し込み…
すっかり辺りが暗くなってしまったところで、浅間国際自然学校のスタッフの皆さんから
思わぬ「プレゼント」が!

先日の「ASAMAスタークロスウォーク」の「完歩証」!ではありませんか。

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実は当日、私は「取材」だったので、一般の参加者の皆さんがゲットした完歩の記念品、
野菜やプレゼント、そしてこの「完歩証」をいただかなかったのでした。
そんなわけで学校の橋詰さん、小林さん、清水さん、杉山さん、亀井さんに「気を遣って」
いただいてしまったわけで、2週間遅れのプレゼントをいただいてしまいました。

わざわざ「贈呈式」まで開いていただき、感謝、感動、感激のひととき。
「また来年も挑戦しましょうね~♪」と皆さんから、さわやかな笑顔でお誘いもいただきました。

…そ、そうですね。わ、分かりました。た、たぶん。
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浅間スタークロスウォーク~小諸から嬬恋まで35km完歩しました。 [ASAMAネイチャー通信]

小諸市・懐古園から標高2000mの高峰高原ビジターセンターを経由、群馬県・嬬恋村に至る
全長35kmを夜中に歩いてしまおうという豪快なウォークイベント「ASAMAスターウォーク2008」
昨夜開催されました。スタートの懐古園には昨夜7時の集合時間に
およそ280人という健脚自慢が
集結、なんでも参加者は去年より100人も多いという人気ぶり。出発シーンにレンズを
向けましたが、もう辺りが真っ暗なので…。すみません。

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小諸市内の商店街を歩いてチェリーパークラインに向かいます。好調、好調。

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途中、商店店主の皆さんが外に出て「頑張って!」と声援を送ってくれます。
皆さんからの暖かい声に元気付けられました。ありがとうございます。

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夜の小諸市は静かな様子。友達と家族とおしゃべりをしながら高峰へと向かいます。

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辺りはどんどん灯りが無くなっていきます。暗い道もなかなか風情があります。

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浅間登山道への分岐でちょうど9kmくらい。ここでちょっと休憩。
会社の同僚、上原営業部員と合流しようと休憩。まだまだ全然元気、足もどんどん
前へ前へと進みます。この調子なら思いのほか早くビジターセンターにたどり着けそう。

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高峰高原ビジターセンターまで残りあと5kmとなったところから、チェリーパークラインの
坂道はどんどんどんどんきつくなります。徐々に足を運ぶペースが遅くなり、
息も上がりはじめます。雨も降り始め、体も冷え、いやはやここからが正直きつかったなー。

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ビジターセンターにたどり着くと豚汁サービスが!持参したおにぎりと梅漬けと一緒に
美味しくいただきました。これでかなりエネルギーの再充填ができました。

ということでビジターセンターまでの17kmの疲れも癒え、嬬恋村へと下る残り18kmの
道を歩き始めました。途中、舗装路が砂利道になり、どんどんと森は深くなり、
でもって皆さん、それぞれのペースにばらつきが出るため、結構「一人で歩く」時間が
長くなります。ここでタイミング良く(悪く)懐中電灯の電池が切れそうな状態に…
単4電池、あと1個しかないのに。仕方が無いので、取材用のHDレコーダーの
スイッチを入れて、小さなディスプレーの灯りを足元に当てながら歩き始めました。

辺りは漆黒の闇。標高が高いので動物や鳥の声もほとんど聞こえません。
聴こえるのは木立を吹き抜ける風の音、木の葉に落ちる雨粒の音、
そして砂利道を歩く自分の足音だけ。

嬬恋のキャベツ畑の中を抜けるとゴールの「つつじの湯」。
遂に全長35km、標高差およそ1400mの小諸~嬬恋を完歩しました。
足は靴ずれに股関節も痛くなるし、痙攣も時々ぴりぴりとやって来そうな様子。
スタート出発は23日19:00、ゴール到着は午前3:46という行程でした。

それから1時間後、上原営業部員と友達が到着。記念品のキャベツと共に
写真撮影。無事に完歩に至ることができたのも、浅間山麓国際自然学校の皆さん、
小諸市、嬬恋村の皆さんのおかげです。ほんとうにありがとうございました。
この「ウォーク」の取材の模様は今度の日曜日9月7日午前10:30~
FM軽井沢「浅間ネイチャー通信」で放送します。お楽しみに。

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「田んぼの生きもの探検」~「棚田百選」小諸市・宇坪入で開講 [ASAMAネイチャー通信]

NPO法人浅間山麓国際自然学校が企画、主催する「浅間山こども自然教室」
今回は「日本の棚田百選」にも選ばれている景勝地、小諸市・菱野地区の宇坪入
「田んぼの生きもの探検」が行なわれました。

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父方の家が農家、ということもあり、昔から田んぼや畑に出かけていたこともあり、
こうした田園風景の中に身をおくと、どこか「ほっと」します。

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この日は時おり雨の降るあいにくの天気となりましたが、参加した小諸市の
親子連れは元気いっぱい。補虫網と虫かごを片手にどんどんと「探検中」。

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インタープリターの杉山さんによると、この宇坪入の棚田は戦国~江戸時代からの
歴史を持ち、8ヘクタールの敷地に約180枚の棚田が広がっています。

子どもたちはなにやら見つけた様子です。

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一緒に参加したお母さんの網に飛び込んできたヤマアカガエル
信州の子どもはカエルにも物怖じしません。「大きいー!つるつるしてる!」と大騒ぎ。

さらに網にすくわれた小さな、小さな魚たち。これは県の絶滅危惧種に指定されている
「ホトケドジョウ」と呼ばれる貴重なドジョウ。口元のひげが8本、少し明るい茶色が特徴。

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水辺ではいろんな生き物たちが暮らしています。こうして実際に見て触って勉強できるのが
信州の子どもたちにとっては「贅沢」なチャンス。さっそく観察しながらノートにまとめます。
これで夏休みの宿題もオーケー…のはず。

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雨が強くなってしまい、外を歩けない時は車の屋根の下で、杉山さんのとっておきの
「コレクション」を「鑑賞」。実は杉山さんは浅間山麓で交通事故などで死んでしまった
野生動物の亡骸を集めて、筋肉や内臓を外してきれいに洗い、こうした機会に
「教材」として使っています。子どもたちは初めて見る動物たちの骨をこうして
勉強できるわけ。「タヌキの歯ってこんなにとがってるんだ」とまたまた大騒ぎ。

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浅間山麓の自然は子どもたちにとっては、見るもの聞くもの触るもの全てが「教材」。
教科書や教室では学べない水や雨粒の冷たさや、水田の足元の柔らかさ、
そこに暮らす動物たちの命の営みを学び、そしてまた自然に帰していくことの優しさ。

まだまだ浅間山麓国際自然学校の「浅間山こども教室」は続きます。
ぜひ皆さんもお子さんと一緒に参加されてみてはいかがでしょうか?
問い合わせは、浅間山麓国際自然学校 電話 0267-23-3124 まで。


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浅間山麓で森の整備とクラフト作り~子どもたちはアーチスト! [ASAMAネイチャー通信]

浅間山麓国際自然学校が企画、主催する「浅間山こども自然教室」
今日は「森の整備とクラフト教室」が湯の丸高原で開催されました。
スキー場に生育する天然記念物レンゲツツジにちゃんと日光が当たるよう雑木を切る
作業を体験します。「森の整備」の大切さをこうして勉強します。

集まった13人の皆さんが整備を行なうスキー場。牛も放牧されています。
腰にのこぎりを下げて、いざ作業開始!

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ツツジの根元にはえてしまうズミを切りますが、とげが多くなかなか作業は大変。

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最初はおっかなびっくりのこぎりを持っていた子どもたちもどんどん上手にカット。

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作業が終わりすっかりキレイに片付いたレンゲツツジの群生地を背景にポーズ。
いい汗かきました、いい仕事しました。

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続いては会場を湯の丸学習センターに移して、伐採したサクラの木などを使って
クラフト工作に挑戦。まずは見本を見て何を作ろうか…。
決まったらさっそくお母さんたちと一緒に作業開始。ノコギリで材料をカット。

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作業はどんどんと進みます。続々と作品が出来上がっていきます。

山の材料を使って海の「ペンギン」を作っちゃいました。

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「楽器と人」という大作も完成。

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可愛いサルとクマも完成しました。今にも動き出しそう。

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こちらもクマです、ユーモラスな表情がチャーミング。
トンボも登場しました!

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こちらもクマですが、ポイントは「翼」。天使の翼なんだそうです。
子どもたちの想像の拡がりにはびっくり!させられます。

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男の子たちはライオンを作りました。両方ともタテガミのなびく感じがリアル。

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というわけで子どもたちもお母さんもみんなが浅間の自然の魅力を
たっぷりと満喫できた3時間でした。このあとも「浅間山こども自然教室」は
星空観測に、棚田の観察にと内容盛り沢山。夏休みの思い出作りに参加してみては?

詳しくは浅間山麓国際自然学校 0267-23-3124
HPはこちら http://npo-asama.jp/

僕も次回は「クラフト」つくりに挑戦したいと思っています、大人もきっと楽しめそう。



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高山蝶を探して標高2000m [ASAMAネイチャー通信]

浅間山麓国際自然学校の「浅間山こども自然教室」にまたまた同行取材、
今回は池の平湿原に生息するミヤマモンキチョウの観察に出かけました。
池の平湿原は標高2000mの湿原、うだるような暑さが続く下界とは異なり、
すこぶる快適、快適。

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湿原の歩道には時おり霧がかかり幻想的な雰囲気。この日は休日とあって
多くの観光客、トレッキング客の皆さんがいらしていました。

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皆さんの目当ては美しく咲くアヤメの群落。そして時おりこうして昆虫たちも
出迎えてくれます。これはカミキリムシ。湿原にはもうトンボも飛んでました。

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そして次々とチョウが舞い近づいてきます…携帯のカメラでその姿を捉えるのは
実に無茶な話なのですが…タテハたちが続々と姿を見せます。

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観察の「お目当て」はミヤマモンキチョウ。この地域に群生するクロマメノキが
幼虫の食草ということで、北アルプスとここ浅間山麓の限られた地域に生息する
県の天然記念物!という貴重なチョウ。ちょうどこの時期はオスが成虫となり、
これから徐々にさなぎからかえるメスの姿を求めてひらひらと黄緑色の羽を
羽ばたかせています。ちなみにメスの羽は淡白色と特徴的、すぐ僕らも観察できます。

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オスの姿を発見、なんとか撮影…したつもりなのですが。すみません、次回は
ちゃんとデジカメで取材に行きます!!

思い起こせば、小諸で生まれた僕は、引っ越した後も小諸に残る祖父母のもとへ
夏休みといえばもう初日から最終日までずっと「ホームステイ」=預けられていました。
現在の郷土博物館のある小諸市古城から懐古園、さらには千曲川までと毎日
朝から晩まで補注網を片手にチョウやカブトムシ、トンボを探して昆虫採集三昧の
時間を過ごしていました。夏休みの自由研究で「昆虫標本」を提出した年もあったっけ。

信州の豊かな自然の中で、昆虫たちが僕に教えてくれたもの、
それは今でも自然への愛情と尊敬として大人となった僕の魂の中に
脈々と息づいています。昆虫たちの逞しさと命のはかなさが紡ぐ
生命のタペストリーは実に美しく繊細です。浅間山麓国際自然学校の活動を紹介する
「ASAMAネイチャー通信」 日曜午前10:30~生放送 では、そんな信州の
自然を守り続ける皆さんの姿を、そして自然を学ぶ人々の感動を、こうして
現地現場での取材音声をたっぷりと交えながら発信しています。

ぜひ皆さんの周りの昆虫の様子、草花の様子、自然の姿をメッセージで
教えてください、メール、お便りお待ちしています。浅間山麓の自然を、
軽井沢の自然の姿をラジオをお聴きの皆さんも一緒に発信してください!!


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